江戸川区×安曇野市の「燕岳出逢いの登山ツアー」に参加した話。

登山

こんにちは。管理人のてんです。

今回は2024年9月5日~9月7日東京都江戸川区と長野県安曇野市在住または在勤の方対象に開催された「燕岳出逢いの登山ツアー」に参加してきたので、そのレポートをしていきます。

ちなみに参加したきっかけは、安曇野市の穂高駅近くにある「トレックフォーゲル」というアウトドア用品のセレクトショップを訪れた時におすすめされたから。(トレックフォーゲルさん素敵なお店なので、ぜひ行ってみてください!)

長野県内に友達がいないわけではないけれど、交友関係を広げたという思いがあったため、企画を知って即参加を決めました。

結果として、自分にとってかなり良い出逢いがあったので、参加してよかったです。

「燕岳出逢いの登山ツアー」の概要

なぜ江戸川区と安曇野市が対象なの?と疑問だったのですが、安曇野市と江戸川区は友好都市なんだそう。

そして、今年で友好都市盟約を交わしてから50周年の節目ということで都市間の絆を深めるイベントを開催したわけですね。


「燕岳出逢いの登山ツアー」の概要を説明します。

まず、日程は2024年9月5日~9月7日3日間

初日に大王わさび農場を観光後、穂高荘に宿泊。2日目に燕岳を登山して燕山荘に宿泊。最終日に下山して穂高荘で昼食をとって解散という流れです。

気になる参加料金はなんと15,000円

通常、燕山荘に泊まるだけで1泊15,000円がかかるので、燕山荘の宿泊代以外に穂高荘の宿泊代、3日間の食事代、登山口までのバス代など諸々含めて15,000円なのがお得すぎてビックリです。

しかも、江戸川区からの参加者は大型バス(はとバス)で江戸川から安曇野まで来ているのですが、その交通費も含めてこの金額。もはや赤字なのでは・・?

ちなみに名前に「出逢い」が入っているように、参加者は20~30代の独身者に限定されていました。

1日目

穂高荘に集合

1日目、安曇野市からの参加者は11時50分に安曇野市穂高地区にある「江戸区立穂高荘」に集合。

穂高「荘」という名前から勝手に山小屋のようなイメージをしていたのですが、外観内観ともに非常に綺麗でした。

穂高荘では事務局である安曇野市の市役所職員と安曇野市からの参加者と合流。

そして、皆集まったタイミングで参加者同士で簡単な自己紹介をしました。

すると驚くことに、自分以外20代。30代は自分だけか・・と少し凹みます。(笑)

ちなみに、参加者の比率を事務局に聞いてみると、安曇野市からの参加者は自分を含めて7人で江戸川区からは18人の計25人。男女比率は男性16人で女性9人とのことでした。

・・・

自己紹介の後は、江戸川区からの参加者を乗せたバスが渋滞で遅れているとのことで、安曇野市の参加者はしばらく待機。

その間暇だったので、ロビーにあった卓球台で卓球を楽しむことにしました。

皆初対面なので、ぎこちない感じでしたが、この感じもなんか新鮮で面白かったです。(笑)

そして、30分ほど卓球を交代でしたり、立ち話をしたりと過ごしていると・・・江戸川区の人が安曇野市にそろそろ到着するとの知らせが。

合流場所は大王わさび農場とのことなので、バスで移動します。

大王わさび農園

穂高荘から15分ほどで大王わさび農場に到着。その後10分ほど待っていると、はとバスで江戸川区の人達が来たので手を振って出迎えます。

合流後は時間も押していたので、すぐに昼食。わさび農場ということで、山わさびのすりおろし、わさびの茎のお浸しなど、わさび尽くしでした。

わさびは関係ありませんが、写真右下の虹鱒を揚げて甘辛く味付けした料理が美味しかったです。

昼食を食べる席は男女バランスよく分けられており、それぞれ自己紹介をしたり、趣味の話をしたりと合コン会場のような雰囲気でした。

出逢いの登山ツアーなので正しいのですが、なんだかむずがゆい。

昼食後は昼食の時同じ机だった人とグループを組んでミニゲームの時間です。

ミニゲームは事務局に指定された大王わさび農場内に設置されているモニュメントや水車などのスポットを地図を見て探し出して、皆で記念撮影をして回るスタンプラリーの形式のもの。

わいわいと「あれがそうかな~?」なんて話しながら親睦を深めました。楽しかったです。

ミニゲームをクリアすると、記念品としてサコッシュが貰えました。登山に使えそうなサイズ感でちょっと嬉しい。

穂高荘で夕飯&グランピング

大王わさび農場の後、15時に再び穂高荘へ。この後は夕飯まで自由時間ということなので、ひとまず割り当てられた部屋に行きます。

穂高荘は旧館と新館で分かれており、自分は新館の「常念」という部屋だったのですが、部屋の中に入ってみると広くて驚きました。

3~4人くらいなら泊まれそうな広さ。バルコニーからの眺めも素晴らしくて最高です。

この日はイベント参加者の貸し切り状態で、一人一部屋使えるということみたいでした。

参加費を考えると2~3人一緒の部屋かなと思っていたのでこれは嬉しい誤算です。

部屋でひとしきりだらけた後は、夕飯前に温泉に浸かります。

穂高荘は1階と最上階に温泉があるのですが、最上階の温泉はガラス張りで田んぼと山々を見渡す風景を楽しむことができました。

そして、17時にお待ちかね夕食の時間。

信州の食材をふんだんに使用した料理の数々をバイキング形式でいただきました。

お酒もビールなど数種類が飲み放題。明日登山ということもあり、ほとんどの人が飲んでいませんでしたが。(笑)

それと、夕食時にはゲストとして登山ユーチューバーのやぎちゃんが参加してくれました。

僕はなんとなくXで知っているくらいでしたが、有名人だ~と少し感動。

夕食時から燕岳の登りまで同行してくれました。(ツアー中に山とかYouTubeについて少しだけ話しました。)

・・・・

夕飯を食べた後は解散かなと思っていたら、穂高荘の外のスペースでグランピングができるということなので移動。

エントランスを出て少し歩くとお洒落な雰囲気漂うグランピングエリアが出現しました。

焚火を囲って、信州ハイボールなどお酒を飲んで談笑する時間は気持ちよいの一言。

まさかここまで至れり尽くせりで色々用意されてるとは・・。

自分の中では明日の登山が本番で、今日の行程については気にしてなかったので驚きの連続でした。(行程表は事前に配られていたけど見てなかった)

ちなみに翌日は早朝出発のため、20時頃にはお開きでした。もう少しまったりしたかった~。

2日目

中房温泉登山口へ

2日目、いよいよ燕岳に登ります。

早朝5時30分にエントランスに集合して、バスに乗って出発します。

朝食はおにぎり2個とバナナが配られたので、車内で食べながらの移動でした。

そして、穂高荘から30分で中房温泉の燕岳登山口に到着。

登山は6~7人のグループに分かれて、それぞれに登山ガイドが同行して登ります。

こんなに大勢で登ることははじめてなので、少しの不安と緊張がありますが、登山ガイドにお任せしてゆっくりと行きましょう。

登山ガイドの目指し方

僕は燕岳に登るのは3回目なので、慣れているのですが、他の参加者は燕岳だけでなく登山が初めてという人もいました。

初めての登山が燕岳は中々ハードだな・・と思ったのですが、そんな人でも登れるペースで歩くのが登山ガイドという仕事です。

正直自分からしたら遅くて逆に大変なくらいなペースなのですが、初心者の方でも息が上がりすぎず、適度な休憩を挟むことで着実に標高を上げていけました。

そんな登山ガイドの仕事ですが、移住する前からぼんやりとやれるチャンスがあるならやってみたいと考えていました。

そのため、先導してくれているガイドさんに根掘り葉掘り、どうやってガイドになるのか、ガイドで大変なことは何かなどを休憩時間などに聞きながら登っていました。

すると僕が興味ありそうなのを察してくれたのか、

私が所属しているガイド組合にあなたも参加してみたら?

とお誘いをしてくれました。

組合に参加することで、長野県で登山ガイドをする時に必要な資格である「信州登山案内人」をとるために勉強させてもらえるとか。

あとは、登山ガイド以外にも農家さんの手伝いなどの仕事の声がかかることがあるみたいで、自分的には二度美味しい話。

これはなんとしてでも組合に参加して、この先の生きる糧としたい!ということで連絡先を交換させてもらいました。

※登山ガイドを目指すうんぬんの話はまた別の記事でしっかりまとめたいと思います。

快晴の燕岳山頂へ

ゆっくりと登ること約5時間半、12時半頃ようやく燕山荘までやってきました。

途中ガスに包まれる時もありましたが、山頂では燕岳~槍ヶ岳まで見える大展望が広がり、はじめて燕岳を登った人からは歓声があがります。

自分も燕岳に登ったことから登山にのめり込んで行ったので、この登山をきっかけに登山沼にハマる人がいればいいなと思いました。

燕岳山頂を目指す前にまずは、燕山荘のビーフカレーライスで昼食を済ませます。

以前来た時にもカレーを食べましたが、ここのカレーは濃厚で本当美味しんですよね。

・・・・

そして、14時半頃に燕岳山頂へ向かいました。

山頂では皆で記念撮影などして過ごしたのですが、、その様子はほとんど写真を撮っていなかったので途中の登山道から燕山荘を写した写真だけ載せておきます。

片側だけ雲に包まれた稜線が美しかったです。

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山頂を楽しんだ後は、燕山荘まで戻り、自由時間。

僕は仲良くなった人達と燕山荘のカフェメニューであるケーキを食べてまったり過ごしました。

そして、18時頃に夕食の時間です。燕山荘名物であるオーナーの山の話を聞きながら食事を楽しみます。

話の最後にホルンの演奏があったのですが、思わず聞き入ってしまう音色で最高でした。山によく合う楽器です。

・・・・

その後は16時頃からガスで真っ白だったので、消灯までボーっと過ごそうかと思っていたのですが、

ふと外を見てみると満天の星空に変わっていたので、慌ててカメラと三脚を持って外の展望デッキへ向かいました。

そして、出逢いの登山なんてことはすっかり忘れ、没頭して写真を撮ること1時間。

雲海に浮かび上がる槍ヶ岳天の川を撮影することができました。

いや~、まさかここまで好条件とは思わなかった。

ちなみに参加者の中にはもう一人写真好きな男性がいて、一緒に三脚を構えて写真を撮りながら談笑していました。

彼は安曇野市在住で他にも趣味が似ていたため、この先仲良くしていきたいと思います。

3日目

最高の朝

3日目、日の出時間の30分前に起床して、外に出ます。

写真の通りで言葉は不要かと思いますが、綺麗に晴れてくれて絶景を見ることができました。最高の朝です。

やはり、山に泊まる醍醐味は夕方~翌朝にかけての絶景ですね。

今回は夕日こそ見れませんでしたが、それ以外は非の打ち所がなく完璧でした。

そして、朝食を食べて下山。

下山もゆっくり確実に。トータルで6時間くらいかかりました。(笑)

穂高荘でヨガ、江戸川区の人とお別れ

下山後は穂高荘で登山の疲れを緩和するためのヨガ教室が開催されました。何度も言いますが、ここまで至れり尽くせりで15,000円です。

30分程度でしたが、はじめての体験で新鮮でした。といっても自分は身体が鬼のように硬いため、四苦八苦してました。柔軟頑張らないと・・。

そして、穂高荘の温泉で汗を流したのち、江戸川区の人達とお別れ。

出発したはとバスに向かって手を振ってお見送りしました。

この時ふと思ったのですが、東京に帰る側だった自分が今は見送る側になっていることが不思議な感覚でした。

そして、「あ~田舎の人になってしまったな~」とこの時に強く感じました。(笑)

自分で選択したことだし、後悔はありませんが、なんだか感慨深い気持ちになります。

まとめ

ということで、安曇野市×江戸川区の「燕岳登山ツアー」のレポートでした。

詳細なところは書ききれないので省いていますが、初対面同士でも同じ山に登る目的で集まった人達だったので、仲良くわいわいと3日間過ごすことができました。

異性との出逢いという観点で言えば、得になにもありませんでしたが、山友達ができたり、山ガイドと繋がれたりと他に良い出逢いがあったので本当に良かったと思います。

山友達とは10月に登山の約束をして、山ガイドの組合についても今度面談の日程を今決めているところなので、また進展等あったらブログに書いていきます。

それでは、ここまで読んでくれてありがとうございました。また次回の記事も見てくれたら嬉しいです!

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